DISCOGRAPHY

赤い箱＆青い箱

2009年

Live活動を続けていく中、お客さん、関係者等から「CDはありますか？」「CDはいつ出すの？」という声が多く聞こえてくるようになった。そして「なまず兄弟」をまだ知らない数多くの人たちに向けても、我々の音楽、我々のみが演奏し歌う自作曲を聴いて欲しい、という強い想いはメンバーの中に募り、2009年5月、Baby-Kの野口氏の多大な協力を得て、1stCD制作へ踏み出した。先ずは5/19、船橋、無国籍料理「月」の協力を得てのLive録音。そして、この日収録できなかった曲を中心に、6月末に西荻窪某スタジオにて、歌以外を一発録りした。後日、古田と野口氏二人により歌入れを敢行して録音は終了した。ミニアルバム2枚を同時リリースというかたちにした訳については、Live、Studio、それぞれに分けるという意図が、最初からあったわけではない。

当初のアイディアは、バンドの幅広い曲調全てを1枚に無理に詰め込むよりは、バラつきを極力なくすべく、Danceside、Blueside、それぞれに4曲くらいずつに分けて収録、リリースというものであった。（丁度、RollingStoensの「Tattooyou」アナログ盤が、AB面、それぞれ別の側面を持つように。）が、録音後、選曲、曲順を熟考してゆくうちに、自然な流れとして、「赤い箱」に入った曲は、どれもLive録音、「青い箱」に入った曲はどの曲もスタジオ録音のもの、という結果になったわけだ。2枚続けて聴いてもらうも良し、どちらかのみを欲する人がいても良し。どちらにも、濃い～"なまずMusic"が詰まってます。　　古田光郷

LIVE AT JIROKICHI

2010年

Liveを重ねる毎にドライヴ感が増すバンドサウンド、その場のみでしか体感出来ない空気熱、Liveはその場にいる者にしか得られない時間という消えてゆく現実だ。その貴重な瞬間をここにお届けしたい。前作「赤い箱」「青い箱」が完成したとき、お世話になった野口新氏から「次回は是非、JirokichiでLive録音したいですね」というアイデアをいただいた。個人的には20数年以上に渡り出演し続けているLivehouseの老舗であるが、そこでLive録音をしてリリースするというメイキングは私の中に今までなかった。しかし、この店のみでしか得ることの出来ないヴァイブレィションの存在を私は知っており、ここでのRock'N'Soulの一端を、Liveに来ることの出来なかった人たち、なまず兄弟を知らない人たちに伝えることが出来れば！という一念で、2010年2月19日に録音したのがこのLive盤である。演奏という共同作業は、約束に基づき'まとめる'ということではあるが、ここに収録された、なまず兄弟の共同作業は、四人の男が'叫び'泣き'笑い'歌う'ということに魂を燃やした一夜の記録である。バンドは進化もするし、衰退もする。未だ世に出ることもない生まれ続け成長するこのバンドの曲群を、ここに野太い客席の声援と一緒に届けたい。このアルバムを聴くときはいつもより音量を上げることをオススメします！　　古田光郷

なまず兄弟の音源はムジーク・ロックで購入できます！